A7 |
物価の上昇(インフレ)に注意する必要があります。
物価が下がってくデフレ経済では「学資保険」が有利ですが、現在のようなインフレ経済においては「学資保険」に代わる選択肢として、非課税枠のある「ジュニアNISA」や、比較的高金利で運用できる「外貨建終身保険」を検討するのもよいかもしれません。
いずれもメリットやデメリットがありますので、専門家の意見を取り入れることが大切です。
- 学資保険とは・・・子どもの教育資金を積み立てて確保することを目的とした保険です。親に万一のことが起きた場合、その後の保険料の支払いが免除されます。また、税制面でも優遇されています。ただし長期にわたって金利を固定されるため、将来の物価上昇に対応できない恐れがあります。
- ジュニアNISAとは・・・株式などに投資して得た利益などが非課税になるNISA(少額投資非課税制度)の、子ども版としてスタートした制度です。原則として、子どもが18歳になるまでは払い出し出来ません。ジュニアNISAが利用できるのは2023年12月末までとなっています。
- 外貨建終身保険とは・・・外貨(ドルなどの外国のお金)をベースにして作られた終身保険です。円に比べて、予定利率が高く設定されているのが大きな特徴です。為替の影響を受けるなど注意すべき点があります。一方で、貯蓄性が高く物価上昇にも対応しやすいなどのメリットがあります。
|
【回答】2級ファイナンシャル・プランニング技能士
堀田康平氏(TEL:090-3370-8314)